いいちこ彩天 IRODORI カクテルコンペティション 2026

いいちこ彩天 IRODORI カクテルコンペティションのヨーロッパ大会が、いよいよ始まります。
このコンペティションは年々拡大を続けており、これまでアメリカ、シンガポール、香港、日本で開催され、世界中のバーテンダーから注目を集めてきました。第1回日本大会には275名ものバーテンダーが参加しています。そして今年、新たにヨーロッパ大会が加わりました。
三和酒類株式会社、営業本部取締役の鴛海正一氏は今回の拡大について、次のようにコメントしています。
「新しくヨーロッパ大会を開催し、その先にはグローバルファイナルも予定しています。このコンペティションでは、ぜひ皆様一人ひとりの個性や『彩り』を存分に発揮していただきたい。皆様の自由な発想から生まれる、新しい魅力との出会いを心から楽しみにしています。」
応募締め切りは8月31日です。この機会に、ぜひ挑戦してみてください。
応募はこちらから
→IRODORI Cocktail Competition Europe 2026
日本で行われたオンライン説明会の内容より
以下は、日本で行われたオンライン説明会の内容をもとにまとめています。大会のテーマや基本的なルールはヨーロッパ大会にも共通しているため、参加を検討している方はぜひ参考にしてください。
2026年大会のテーマ
今年のカクテルテーマは「IRODORI × KOJI × CULTURES」。「Your Culture, Color One Glass」という考え方を軸にしています。
その中心にあるのは、日本の食文化に欠かせない「麹」です。これを世界各地の文化や感性と掛け合わせ、新しいカクテルの可能性を探ります。
日本自体が北海道から沖縄まで、風土、食文化、歴史、伝統、ライフスタイルといった豊かな幅を持つように、世界中のバーテンダー一人ひとりにも、それぞれの「文化」があります。
異なるバックグラウンド、価値観、ルーツ、影響を受けた土地、敬意を持つ文化、好きな食、風習、音楽、旅、ライフスタイル。これらすべてが、バーテンダーそれぞれの「色」です。
ここでいう「文化」は、かなり広く捉えることができます。必ずしも伝統文化や自分の出身地だけをテーマにする必要はありません。自分が影響を受けたもの、自分にとって大切なものも「文化」になり得ます。
自分自身にとって「文化」と呼べるものを、日本の麹とどう掛け合わせ、一杯のグラスの中に新しいストーリーと味わいとして表現するか。
異なる文化が交差し、重なり合い、時には調和し、時にはコントラストを生む。そこから世界のカクテルシーンに新しい「彩り」を加える一杯が期待されています。
「あなたの文化が、あなたの色になる」という考え方です。
応募資格
応募者は以下の条件をすべて満たす必要があります。
オリジナルレシピであること。応募時点で居住国における法定飲酒年齢に達しており、2027年春のグローバルファイナル開催時には20歳以上であること(日本の法定飲酒年齢が20歳であり、ファイナリスト全員が現地で競技に参加できる必要があるため)。
バー、ホテル、レストラン、カフェなどでバーテンダーとして勤務している、またはそれに準ずる実務経験があること。応募時点で、勤務店舗のバックバーにいいちこ彩天が置かれていること。
また、特定の他社酒類ブランドのアンバサダーやスポンサー契約、類似の有償プロモーション業務を行っていないこと。
11月16日にロンドンで開催予定のヨーロッパ ファイナルに参加できること(ロンドンまでの往復交通費・宿泊費は主催者が負担します)。
そして2027年春に日本で開催予定のグローバルファイナルに参加できることも条件となります。
ヨーロッパ大会スケジュール
ヨーロッパ大会は、以下のスケジュールで進行します。
ラウンド 1 — 応募受付期間は7月1日〜8月31日。結果発表は9月5日まで。
ラウンド 2 — 動画提出によるラウンド2。提出期間は9月5日〜9月30日。結果発表は10月10日まで。
ラウンド 3(ヨーロッパ ファイナル) — 11月16日、ロンドンにて開催。
優勝者特典
1位 — £1,200 + グローバルファイナル出場のための日本への往復渡航、いいちこ蒸留所見学、ゲストシフト
2位 — £500
3位 — £250
カクテルルール
主なルールは以下の通りです。
テーマに沿ったカクテル
「IRODORI × KOJI × CULTURES」のテーマに基づいたオリジナルカクテルを作成すること。
いいちこ彩天を使用
すべてのカクテルに、いいちこ彩天を最低30ml使用すること。
材料は6種類まで
カクテルに使用する材料は最大6種類まで。ガーニッシュは基本的に材料とは別扱いですが、味や香りに影響を与えるものについては材料としてカウントされます。詳しくは後述の「材料数についての具体例」を参照してください。
ガーニッシュは食べられるもの
すべてのガーニッシュは食用であること。
エントリー資格としての運営条件
応募時点で、勤務店舗のバックバーにいいちこ彩天が置かれている必要があります。また、受賞者は優勝カクテルを、次シーズンのメニュー、または季節メニューとして最低1ヶ月間、自身の勤務店舗で提供する必要があります。
レシピは途中変更不可
一次審査でエントリーしたレシピを、その後の二次審査、ファイナルまで使用します。
審査ごとにレシピを変更することはできません。
最初に応募したレシピで最後まで参加することになります。
再エントリー
一次審査の応募をやり直すこと自体は可能です。
ただし複数の応募フォームを提出することになるため、再エントリーした場合は事務局へメールで連絡してください。
審査
審査は複数の審査員によって行われます。カクテルそのものを公平に評価するため、審査員には応募者情報を伏せた状態で審査が行われます。
配点は以下の通りです。
味・バランス — 30点
オリジナリティ・創造性 — 20点
テーマの理解度 — 20点
プロダクト知識 — 20点
再現性 — 10点
ここで覚えておきたいのが「再現性」です。
別の人が同じ材料とレシピを使ったときに、同じカクテルを作れるかどうかも審査対象になります。自家製材料や特殊なテクニックを使いたい方は、後述の「再現性について」も確認しておくとよいでしょう。
Q&A:今年のテーマで重要なこと
今年のテーマ「IRODORI × KOJI × CULTURES」は、審査でも重要な要素になります。
ポイントになるのは、麹と、自分自身のルーツ、影響を受けた土地、食文化、歴史、伝統、旅行経験、好きな音楽、ライフスタイルなどをどのように掛け合わせ、一杯のカクテルとして表現するか。
「文化」を狭く考えすぎず、自分自身の個性をどう一杯に落とし込むかを考えてみると、テーマの方向性が見えてくるかもしれません。
材料数についての具体例
よくある質問の一つが、ガーニッシュも6種類に含まれるのかという点です。
基本的にガーニッシュは6種類の材料とは別扱いですが、味や香りに影響を与える場合は6種類のうちの一つとしてカウントされます。
これは仕上げのスプレーやパウダーにも当てはまります。味や香りに影響するのであれば材料としてカウントされます。
ガーニッシュが液体に直接触れているかどうかは関係ありません。カクテルの味や香りに影響を与えるかどうかが判断基準になります。グラスの周りに付けたり、敷き詰めたりするものもガーニッシュの規定対象です。
なお、カクテルに添えるコンセプト文には文字数の制限はありません。自分の考えやカクテルを作った背景なども含めて説明することができます。
再現性について
このコンペティションでは「再現性」も審査項目の一つです。
自家製材料について、現時点では特別な制限はありません。
たとえば、白ワインと3種類のスパイスで作った自家製ベルモットは、完成したベルモットとして「1種類」の材料にカウントされます。同様に、砂糖・果物・スパイスで作った自家製コーディアルも「1種類」です。
ハーブやスパイスを使ったインフュージョン、漬け込みなどにも特別な制限はありません。いいちこ彩天と組み合わせるブランドや素材についても指定はなく、他社ブランドの商品を使用しても問題ありません。
ただし、自家製材料やインフュージョンを使う場合は、他の人が同じものを作れるか、材料を入手できるか、工程を再現できるかを考えておく必要があります。
減圧蒸留器や遠心分離機などの特殊な機材を使用すること自体は禁止されていません。ただし、高価な機材や一般的なバーにはない設備が必要な場合は、「再現性」の評価に影響する可能性があります。
そして、レシピ、特に自家製材料については、できる限り詳しく書くことが推奨されています。
過去の大会でも優れた自家製材料を作った参加者が多くいましたが、レシピの説明が十分ではなく、審査員にその内容が伝わりきらないケースがあったそうです。
材料、分量、作り方、工程まで具体的に書いておくことで、審査員にも内容が伝わりやすくなります。
使用言語
英語で実施されます。
エントリーフォームの注意
カクテル画像をアップロードする必要があります。
画像は1ファイルにつき最大2MBまで。
これを超えるとエラーが起きたり、事務局側で正常に受信できない可能性があります。
ヨーロッパ大会のファイナルで必要な量
ヨーロッパファイナル当日は、5杯ご用意いただきます。そのため、自家製材料などを使用する場合は、準備できるかどうかも考えておいてください。
三和酒類からのメッセージ
三和酒類が目指しているのは、本格焼酎を世界中の人に愛されるスピリッツとして育てていくことです。
ただ、それはメーカーだけで実現できるものではありません。日々お客様と向き合い、お酒の魅力や新しい飲み方を伝えるバーテンダーの存在が欠かせません。
今回のIRODORIカクテルコンペティションでも、それぞれの感性や文化、バックグラウンド、ストーリーを一杯に表現してほしい、と参加者に呼びかけています。
順位を競うだけではなく、一緒に焼酎とバーテンダー文化の新しい時代を作っていく。それが、このコンペティションに込められた思いです。
いいちこ彩天について
ここからは、今回のベーススピリッツとなる「いいちこ彩天」についてご紹介します。
製造上の大きな特徴は、大麦麹100%を使った「全麹造り」、常圧蒸留、そして減圧蒸留の3つです。
全麹造り
味噌や醤油、日本酒などにも使われる麹は、日本の食文化に欠かせない存在です。旨味や複雑な味わいを生み出す役割があります。
一般的ないいちこの商品では、大麦麹と蒸した大麦の両方を使用しますが、いいちこ彩天では大麦麹を100%使用しています。これが「全麹造り」と呼ばれる製法です。
麹の働きを最大限に引き出すことで、深みや豊かさ、濃厚さのある味わいを作っています。
常圧蒸留と減圧蒸留
本格焼酎では、ステンレス製のポットスチルが使われます。蒸留方法には大きく分けて、常圧蒸留と減圧蒸留の2種類があります。
常圧蒸留は、通常の大気圧のもと、高い温度で行われます。香ばしさや厚み、余韻、力強さを生み出しやすい蒸留方法です。
一方、減圧蒸留は蒸留器内部を減圧し、40〜50℃程度の比較的低い温度で蒸留します。そのため、爽やかさやクリアさ、軽快な口当たりを生み出すことができます。
こうした大規模な減圧蒸留設備を一般的に使用していることも、世界のスピリッツカテゴリーの中で見た焼酎の特徴の一つです。
なぜステンレス製なのか
焼酎の蒸留器にステンレスが使われる理由は、主に2つあります。
一つは、減圧蒸留では蒸留器内部を真空に近い状態にする必要があること。銅は比較的柔らい素材のため、大型設備では圧力への対応が難しくなります。
もう一つは、素材本来の味わいをできるだけそのまま残すためです。そのため、ステンレス製のポットスチルが使用されています。
2つの蒸留酒をブレンド
いいちこ彩天では、常圧蒸留による力強い個性を前面に出し、そこに減圧蒸留した焼酎をブレンドして調整します。こうすることによって、香ばしく濃厚でありながら、後味が長く伸びる味わいを作っています。
彩天という名前
「彩天」には、「世界に新しい彩りを加える本格焼酎」という意味が込められています。
世界のスピリッツと同じ舞台で勝負することを目指し、アメリカのトップバーテンダーと共同開発。2019年にアメリカで先行発売された、バーテンダー視点で作られたアルコール度数43度の本格焼酎です。
テイスティングノート
いいちこ彩天は、大麦麹由来の香ばしさ、カラメルのようなニュアンス、厚みのある力強い風味、長く続く余韻が特徴です。
さらに、ジャスミンティー、白桃、ミネラル、柑橘、塩味などのニュアンスも挙げられています。
フレーバーチャートでは、チョコレート、レーズン、バラ、バナナ、完熟したイチゴ、蜂蜜。香りでは、チョコレート、クリーム、豊かな大麦といった要素が紹介されています。
いいちこ彩天について詳しくはこちら
「Mix」のために生まれたスピリッツ
いいちこ彩天は、「焼酎を世界のバーで飲まれるスピリッツにしたい」という思いから生まれました。
アメリカのトップバーテンダーたちと共同開発され、2019年にまずアメリカで発売。その後、日本にも逆輸入という形で上陸しています。
この商品開発のきっかけになった気づきの一つが、日本とアメリカのバー文化における「混ぜる」という発想の違いでした。
日本では、焼酎を水やソーダ、お茶などで「割る」と言います。
説明会では、この「割る」を「割り算」に例えていました。10の価値を持つものを2で割れば5になる。つまり、元のものを薄めていくような発想です。
一方、アメリカのバーで使われるのは「Mix」という言葉です。
こちらは「掛け算」として考えることができます。10の価値を持つものと、もう一つ10の価値を持つものを掛け合わせて100を作る。
異なるものを組み合わせ、それぞれを生かしながら、それまでになかったものを作る。説明会では、これをカクテル文化を理解する一つの考え方として紹介していました。
いいちこ彩天も、この発想をもとに開発されています。
カクテルでは、複数の個性の強い材料と組み合わせても、ベーススピリッツ自身の存在感が消えないことが必要です。そのため、一般的な焼酎よりも高い43度というアルコール度数と、他の材料に負けない個性を持たせています。
そして、この「異なるものを掛け合わせ、新しいものを作る」という考え方は、今年のテーマにもつながっています。
自分自身のCultureと麹を掛け合わせ、一杯のグラスの中で何を作るか。
今回のカクテルを考えるときの、一つのヒントになりそうです。
応募はこちらから
→IRODORI Cocktail Competition Europe 2026
三和酒類



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