Il Vizio Roma

寿司×スパークリング ペアリングディナー
April 6, 2026
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Bar
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6
MIN

ローマ中心部、バルベリーニ広場に面したラグジュアリーホテル シナ・ベルニーニ・ブリストルの8階に位置する日本食レストラン、 Il Vizio。イタリアの権威あるグルメガイド ガンベロ・ロッソ寿司ガイド に掲載され、2 バケッテ(箸2本)を獲得しています。永野哲生シェフの確かな実力、日本料理の伝統を深く理解しながらも、ローマという土地の感性を取り入れた技術と創造性が評価されています。

Tetsuo Nagano

永遠の都を一望できるルーフトップ

Il Vizio Romaの魅力は、料理だけではありません。ローマで最も魅力的な屋上の一つであるこのレストランは、夕暮れ時になると、街全体が柔らかな光に包まれ、歴史ある建築と現代の雰囲気が感じられます。

テラスでゆっくりと夜へと移り変わるローマの風景を前にアペリティーボを楽しむだけでも、この場所を訪れる価値があるでしょう。

テラスのバーだけでなく、地上階にはエレガントで落ち着いたロビーバーも併設されており、シーンに合わせてカクテルを楽しめるのも魅力のひとつです。

Valeria Tummolo

不定期で開催される特別なペアリングディナー

Il Vizioでは、通常営業に加えて、ワイン生産者やゲストを招いたイベントが不定期で開催。コースは、生産者やソムリエの話しを聞きながら、料理とワインのペアリングをひとつの流れとして進められます。

今回は、イタリア最高峰のスパークリングワインとして知られるフェラーリ・トレントがテーマです。

フランスの最高級シャンパーニュと肩を並べる存在とも称されるこのワインを、料理とともに段階的に体験していく贅沢な構成となっていました。

イタリア最高峰スパークリング フェラーリ

イタリア・トレンティーノ地方で生まれたスパークリングワイン、フェラーリ・トレント。

創業者であるジュリオ・フェラーリは、フランス・シャンパーニュ地方で技術を学び、 「イタリアでも世界最高峰のスパークリングを造る」という志のもと、このワイナリーを立ち上げました。シャンパーニュと比較されることも多く、その品質の高さから世界中のプロフェッショナルに支持される存在となっています。この日のディナーでは、AIS公認マスタークラス・プロソムリエであるレオナルド・カリッポ氏の解説とともに、フェラーリの異なるスタイルを段階的に味わいます。

Perlé Bianco Riserva 2016

テラスで洗練されたアペリティーボ

まずは、ルーフトップテラスでのアペリティーボからスタート。バーマネージャーのヴァレリア・トゥモロ氏によるハッピービターカクテルに使用されていたのはイタリアの老舗ブランド、タッソーニ。

1793年創業という長い歴史を持つこのブランドは、高品質なクラフトソーダの代名詞的存在。これにぴったりのジンやビターズもラインナップされています。

自然な香りとほのかな苦味、控えめな甘さは非常にバランスが良く、これから始まるコースへの期待を高めてくれます。

そこに合わせられるのが、永野シェフによる海苔のライスチップにまぐろとアボカドを合わせたスナックです。

テラスでの余韻をそのままに、ダイニングへと移動し、いよいよペアリングディナーがスタートします。

Happy Bitter Cocktail
タッソーニのジンとビター

Perlé Bianco Riserva 2016 × 寿司

最初に登場したのは、シャルドネ100%で造られるエレガントなスパークリング。グラスに注がれた瞬間から立ち上る柑橘の香りと、きめ細かな泡が印象的です。

このワインに合わせられたのは、鮮やかな寿司のセレクション。シャルドネ特有の美しい酸とミネラル感が、魚の脂をすっと切り、さらに酵母由来の旨味が醤油や出汁のニュアンスと重なります。互いの輪郭を引き立て合うようなペアリングです。

寿司セレクション

Perlé Nero Riserva 2018 × リゾット

続いて登場するのは、ピノ・ネロ100%で造られる一本。先ほどの繊細さとは対照的に、より厚みとコクを感じさせます。

料理は、パルミジャーノのリゾットをベースに、赤海老、黒トリュフ、さらに鰹節を重ねた一皿。

チーズのコク、トリュフの香り、そして和の旨味。そこにワインの持つ熟成感とボディが重なり、味わいが一層深みを増していきます。

パルミジャーノリゾット

Giulio Ferrari Riserva del Fondatore 2015 × メイン

そして最後に登場するのが、フェラーリの最高峰キュヴェ。長期熟成によって生まれる複雑な香りと、シルキーで奥行きのある味わいは、もはや一般的なスパークリングの枠を超えています。

合わせられるのは、ホロホロ鳥のロールと、バニラのニュアンスを感じるポテトピュレ。

ワインの熟成由来のコクと、料理の持つやわらかな甘みが重なり、まるで上質な白ワインのようなペアリングに。

Giulio Ferrari Riserva del Fondatore 2015
ホロホロ鳥のロール

続いてメインの余韻を引き継ぐように、シトロンサワーカクテルとデザートです。

ピスタチオのコクに、柑橘の爽やかさ、そしてヨーグルトの軽やかな酸味。そこにカクテルのフレッシュなシトラスの香りが、コース全体をすっと軽やかに締めくくっていきます。

シトロンサワー

日常と非日常をつなぐ場所

Il Vizio Romaの魅力は、こうした特別なイベントだけではありません。

訪れる目的やシーンによって、夕暮れのテラスで軽く一杯や、地上階のロビーバーで落ち着いてカクテルを味わうこともできます。特別な日にも、何気ない夜にも、ふと訪れたくなる場所です。

Il Vizio Roma
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