RWF 2026

ローマの冬の終わりを告げる、ウイスキー愛好家待望の祭典が今年も開催されます。
2026年2月28日と3月1日、EUR地区の象徴的な会場サローネ・デッレ・フォンターネにて、第14回ローマ・ウイスキー・フェスティバルが開催されます。
イタリア最大級を誇るこのイベントは、ウイスキーを単に味わう対象としてではなく、文化として楽しみ、学び、体験するための総合フェスティバルです。
世界中の蒸留所、ブランド、インポーターが一堂に会し、業界関係者から一般の愛好家までが同じ空間で交流するこの2日間は、蒸留酒の世界にどっぷりと浸る特別な時間となります。
15年以上にわたり親しまれてきたこのフェスティバルは、ウイスキーの魅力を分かち合う場所として歩んできました。知識を深めたい人も、新しい味わいに出会いたい人も、これから興味を持ち始める人も、誰でも温かく迎えてくれます。
約2500平方メートルに広がる会場には、60を超える出展者と1000種類以上のボトルが並び、ゆったりと見て回れる空間が広がります。
試飲や講座、展示、販売が一体となり、初心者から経験豊かな愛好家まで、それぞれの関心に合わせて楽しめます。

今年は特に、世界各地の蒸留文化が集まる点も大きな魅力です。
スコットランドの伝統を体現する名門蒸留所の存在感はもちろん、次世代のクラフトディスティラリー、独立ボトラー、そして新興ウイスキー生産地までが集結。
山崎、白州、響を擁するハウス・オブ・サントリーをはじめとする日本ブランドの充実した参加も見逃せません。
さらにCadenhead’sやDuncan Taylor、Douglas Laingなどの独立ボトラーが紹介する個性豊かなボトルは、ウイスキーの奥深さをあらためて実感させてくれるでしょう。

そして近年、このフェスティバルではブラウンスピリッツの魅力にもますます注目が集まっています。
ウイスキーを中心にしながらも、ラムやコニャック、アルマニャック、ブランデーといった熟成蒸留酒も幅広く紹介され、“熟成”という共通の文化をさまざまな角度から楽しめます。
グラスの中には香りや味わいだけでなく、その土地の歴史や風土、ゆっくりと流れてきた時間まで感じられるかもしれません。
フェスティバルでは、思い思いの楽しみ方ができる体験がそろっています。
各ブランドのスタンドではトークンを使って自由にテイスティングができ、気になるボトルを自分のペースで味わえます。
入場時にはテイスティンググラスやグラスホルダー、ガイドブック、ウェルカムドリンクが入ったフェスキットが用意されているので、すぐにイベントを楽しむことができます。
気に入った一本はその場で購入したり、50mlのサンプルとして持ち帰ることも可能です。

そして、より深く学びたい人は、専門家や蒸留所関係者によるマスタークラスに参加するのもおすすめです。ウイスキー文化を紐解く講座やスコッチの地域比較、限定ボトルのテイスティングなど、知識と体験が結びつく本格的な内容が用意されています。
さらにヴィンテージエリアでは、20世紀に瓶詰めされた極めて貴重なモルトとの特別な出会いが待っています。長い時間を越えて受け継がれてきた味わいに触れる体験は、このフェスティバルならでは。
これほど希少なヴィンテージを実際に味わえる機会は、滅多にありません。

ミクソロジーエリアでは、このフェスティバルのために特別に構成されたカクテルリストが用意され、蒸留酒の新たな魅力をさまざまなスタイルで楽しめます。
ウイスキーをはじめとする熟成蒸留酒の個性を活かしながら、香りや味わいのバランスを丁寧に引き出した一杯は、ストレートやテイスティングとはまた違った表情を見せてくれます。
プロのバーテンダーによる創造性あふれるカクテルを通して、蒸留酒の新しい楽しみ方に出会える特別な空間です。

夜には、特別なゲストナイトも予定されています。新しく誕生するバー「Ceralacca」のお披露目を兼ねたイベントで、Oro Roomを中心にBrown-Formanのサポートのもと開催されます。新しいバーの世界観にいち早く触れられ、バー文化の魅力をより身近に感じられるでしょう。
今回のフェスティバルでは、2026年3月1日17:00から会場のサローネ・デッレ・フォンターネでライブパフォーマンスも予定されています。
ステージに登場するのはOld No.7 B(r)andという特別なプロジェクトバンドです。このバンドは、ジャック・ダニエルの歴史に由来する音楽文化を称えるために生まれた企画で、伝説的な「Silver Cornet Band」の精神を現代的に表現するもの。
メンバー全員が、バーテンダーや酒類業界のプロフェッショナルで構成されています。
音楽とお酒は、不思議とよく合うもの。音楽が流れると気持ちがほどけ、香りや味わいをより豊かに感じられるようになります。テイスティングやセミナーとはまた違ったかたちで蒸留酒の文化に触れられる、フェスティバルならではの楽しみです。

コレクターにとっては、公式フェスティバルボトリングも見逃せない楽しみのひとつです。
今年は2008年蒸留、バーボン樽で17年熟成されたアードモアが登場します。ノンチルフィルターで瓶詰めされたこの一本は、長い時間をかけて育まれた豊かな個性をそのまま味わえる、特別な存在です。
さらに、ビールやフード、チョコレートとのペアリング体験も充実しています。ウイスキーの香りをまとった料理や新鮮なシーフード、上質なスイーツなど、さまざまな味わいを組み合わせながら楽しむ時間は、きっと忘れられないひとときになるでしょう。
イベントの終盤には、専門家によるブラインドテイスティングで最優秀ボトルを選ぶ「Whisky & Lode」アワードも開催されます。どの一本が選ばれるのか、会場全体が期待に包まれるでしょう。
ローマ・ウイスキー・フェスティバルは、知識を深め、味覚を広げ、人と出会う楽しさを感じられる場所です。グラスを片手に、香りに導かれるまま、蒸留酒の魅力をさまざまな角度から楽しんでみてください。





写真提供: Roma Whisky Festival
Roma Whisky Festival 2026



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