テラッツァ・ミラドール:中井晃児シェフ監修の夏限定メニュー

ローマにいながら、スペインの島々へバカンスに出かけたような気分になれる場所があるとしたら…?
テラッツァ・ミラドールは、その夢を叶えてくれる屋外ラウンジです。
ヤニコロの丘、バチカン市国、サンタンジェロ城に囲まれたエリアに位置する、メリアグループの5つ星ホテル「グラン・メリア・ローマ」。その広大な敷地内に佇むテラスは、ヤシの木やブーゲンビリアが生い茂る、まるで楽園のような空間。一歩足を踏み入れた瞬間、ここがローマだということを忘れてしまうほどです。
都会の喧騒を一瞬で忘れさせるこの場所では、バレアレス諸島の風を感じるような、リラックスしたひとときが楽しめます。美しい夕陽を眺めながら、アペリティーボやディナーをゆったりと楽しむのに、まさに理想的なロケーションです。


テラッツァ・ミラドールのメニューを監修するのは、ローマの食のシーンで旋風を巻き起こしている日本人シェフ、中井晃児氏です。
中井シェフは、ローマで2軒の人気レストランを経営しています。バチカン近郊にあるモダンジャパニーズレストラン「Nakai」では、たこ焼きや裏巻きといった和のレシピに、地元イタリアの食材を巧みに融合させたメニューが好評です。そして今年、新たなコンセプト「Kiwamiルーム」が誕生しました。これはおまかせコース料理専用の空間で、より親密にワンランク上の体験が提供されています。
「ie Koji」は、居心地の良いカジュアルな居酒屋スタイルで、日本の家庭料理の温かさを根底に据えています。中井シェフの祖母直伝のレシピもあり、心温まる懐かしい味わいが広がります。地元の人々は、料理だけでなく親しみやすい家庭的な雰囲気も求めてこの店を訪れます。
スタイルは異なりますが、両店に共通するのは、「日常の食を通して日本とイタリアの文化を繋ぐ」という中井シェフの哲学です。彼の料理には、温かみのある家庭料理への深い愛情と、旬のイタリア食材への真の敬意が反映されています。
中井シェフの料理をもっと知りたい?→ インスタグラム(https://www.instagram.com/chef_koji.nakai/)をチェック。
遊び心と魅力を放つトークで、日本の食材や伝統を伝えてくれます。日本食と日本文化のファンならフォロー必須です。


テラッツァ・ミラドールの2025年のテーマは、バレアレス諸島の4つの島(イビサ島、フォルメンテーラ島、マヨルカ島、メノルカ島)。それぞれの島にインスパイアされたテイスティングメニューが用意されており、まるで一皿ごとに地中海の島々を旅しているかのような気分が味わえます。
気軽に楽しめるアペリティーボやアラカルトメニューも充実。
枝豆や和牛カツサンドなど、日本のエッセンスが感じられる一品が揃っていて、軽く一杯から本格ディナーまで、幅広いシーンにぴったりです。
中井シェフが手がける料理は、西地中海の陽気な雰囲気に、日本のどこか懐かしい味わいをほんのりと忍ばせたような、モダンフュージョンスタイル。和の伝統にとらわれすぎることなく、さりげない驚きを加えたメニューの数々が、リゾートのような開放感たっぷりのテラスと心地よく調和しています。
“ちょっと特別だけど、肩肘張らずに楽しめる” それがテラッツァ・ミラドールの魅力です。

和牛カツサンド
サクッと揚がったジューシーな和牛カツに、シャキシャキの千切りキャベツ。そこに添えられているのは、あの“お好み焼きソース”でおなじみのオタフクソースと、コクのある和風マヨネーズです。
関西の日本のグルメを象徴するソース文化への愛が詰まった、どこか懐かしさも感じられる一品です。
和風タコス
エビフライ、柚子マヨネーズ、サーモンタルタル、アボカドクリームといった豪華な具材が、エビ風味のサクふわな“雲のようなチップス”の上に美しく盛りつけられています。手のひらサイズで見た目も可愛く、会話もドリンクも自然と弾みます。
アラカルトメニューには、餃子やバオといった人気のストリートフードもラインナップ。お肉やお魚の料理はもちろん、ベジタリアン向けのメニューも充実していて、誰と行っても安心です。

本格寿司の盛り合わせ
マグロやサーモンなどの定番ネタを使った伝統的な握り寿司に加え、イタリアン食材と和の技法を掛け合わせた裏巻きがセットになっています。
ベジロール裏巻き
サクサクの野菜の天ぷらに、クリーミーなブッラータチーズ、甘酸っぱく火を通したチェリートマトのコンフィ、そして仕上げにかけられた照り焼きソースの組み合わせ。口に入れた瞬間、食感と風味のコントラストが楽しく、ワインとの相性も抜群です。野菜だけとは思えないほどの満足感があり、ベジタリアンにも嬉しい選択肢となっています。

肉厚なカンパチのたたき
ステーキのように肉厚にカットされたカンパチは、表面だけをさっと炙り、中心はしっとりとしたレア状態。香ばしさと繊細な旨みの絶妙なバランスが楽しめます。一塊のままフォークとナイフで切り分けながらいただくスタイルで、ナイフがすっと入るほどの柔らかさに驚かされます。口に運ぶごとに、ポン酢とバジルオイルのソースが絡み合い、手が止まらなくなる美味しさです。
仕上げに添えられたエルダーフラワーの華やかな香りが全体を上品にまとめ、和のニュアンスを感じさせつつモダンな印象を与えます。
キリッと冷えたワインと合わせれば、さらに格別の味わいに。
和風フムスを添えたグリルタコ
香ばしく焼き上げられたタコに、和風アレンジしたフムスとヨーグルトソースを合わせています。さらにドライトマトとオリーブペーストのコクが加わり、ひと口ごとに味わいの層が広がる贅沢な一品です。

食後のデザートは、イタリアのアイスクリーム職人、クリスチャン・モナコによる特別メニュー。
ドバイ・チョコレートスティックは、濃厚なダークチョコレートと滑らかなチョコレートムースに、香ばしいピスタチオクリームがアクセントを添えます。さらに、サクサクとした食感が楽しいカタイフィ(極細パイ生地)が絶妙な変化をもたらし、一口ごとに異なる味わいと食感が楽しめます。
球体のフォルムが可愛らしいスフィアは、ラムの芳醇な香りをまとった大人のチョコレートスイーツ。ヘーゼルナッツの香ばしさと、その下に隠れた濃厚なダークチョコレートブラウニーが深みと満足感をしっかりと感じさせてくれます。

シモーネ・メローラによる地中海×和のカクテル
バレアレス諸島からインスピレーションを受けたドリンクリストは、料理との調和を大切に設計されており、地中海の風を感じながら、日本の味わいを見つけることができます。
ミーシャ
ヴィーダ・メスカルにワサビ、ホワイトチョコレート、ジンジャーを加えた驚きのコンビネーション。甘さとスパイス、そしてスモーキーな香りが口の中で踊ります。
トミー・キャント・フェイル
カサドレス・テキーラとサンジェルマンに、ライム、スパイシーマンゴー、コリアンダーを合わせた、南国の熱気を感じる一杯。大胆な味わいの奥に、美しい余韻が広がります。
夏にぴったりのクラシックカクテルも用意されています。
サンジェルマンのヒューゴスピリッツやトミーズマルガリータ、パローマやモヒートなどテラスでの時間を華やかに彩ります。
食前、食後、コースの合間、どんなタイミングにも、ひねりの効いた美味しいカクテルたちが記憶に残るひとときを演出してくれるはずです。



エレガントな和食フュージョン料理、洗練されたデザート、そして夏にぴったりのカクテル。テラッツァ・ミラドールは、味、雰囲気、そして紛れもないホリデー気分など、あらゆる要素が融合した最高の空間です。
ロマンチックな夕暮れ時のディナーでも、友人との賑やかな夜でも、この美しいテラス席はまさにうってつけでしょう。ヤシの木とブーゲンビリアに囲まれ、満天の星空の下、ローマの中心にいることを忘れてしまいます。
パスポート不要のバレアレス諸島へのミニバケーションのようにゆったりとくつろぎ、特別な一杯とともに素敵な夜を心ゆくまで楽しんでください。
テラッツァ・ミラドール

Villa Agrippina Gran Meliá
グラン・メリア・ローマ内